とにかく宿の中をウロウロしてみた
30年通っていると言っても
中を隈なくウロウロしたことはない
風呂をよばれて
そばを食べて
ちまきをいただき
昼寝をするのが僕なので…
改めて探検という感じになる。
まず囲炉裏があり
棟方志功がこの宿を描いた作品があり
お猿の注意書きがあり
露天風呂があり
熱湯の噴泉の地獄があり
ピカピカに黒光りする床があり
階段ひとつに歴史があり
スズメバチの巣があり
いったいここが何階かもわからないような
階段や廊下がやたらにあり
現代人間社会とのギャップがあり
お猿がおり
日本秘湯を守る会の張り紙がある
*こう書いてあります
日本秘湯を守る会について
私たち日本秘湯を守る会会員は、先祖から引き継いだ貴重な温泉資源と自然環境を守るために、観光的な近代化を極力避けて、古い建物、古い天然温泉を いつまでも保持するよう努力を重ねております。
皆様方の日常生活と異なって、古いが故に何かとご不便を おかけするかと存じますが何卒ご了承下さい。
旅とは…温泉とは….こんなことを私供は、日夜悩み続けておりますがお気付きの点があれば素直にお教え下さい。
山肌から聞こえる蝉や小鳥の声、渓流に河鹿の音、何もご馳走はできませんが、付近の山野で採れた山菜に、遠い日の故郷を思い出して、どうぞごゆるりと静養下さい。
日本秘湯を守る会員の宿は、皆様方の心と健康のふるさととして、温泉と自然を大切にしております。
どうかいつまでも、皆様の自然との語り合いの場にしていただきたいと念願しております。
日本秘湯を守る会
*(今回の旅の途中 WiFi環境がなかったので1/30~30/30というように記事を後でまとめて作った形になっています)