紙(和紙)制作工程は
現場、口伝、図解、などいろいろなやり方で今に残り伝わってきていると思います。
原料刈り入れから、 絵付けまでの工程の中で
四季の一年を
つまり
地球の公転を
宇宙のリズムを
表現した
図解絵巻を作りました。
絵巻は古いものばかりではなく
今この時点で
令和一発目で
作ってみようということで
やってみました。
下絵は各工程でコマにして
区切ってみました。
すると面白いことに
そのシーン、シーンが
昔のそれにだいたい重なるのです。
ということは紙作りにおいて
今も昔も
そんなに変わってない
それどころか
ほとんどが
自分で考えたことではなく
昔から伝わってきたものが
今に残り
バトンが回ってきている
その植物の特徴がありきの
植物の存在ありきのことでは
先人の知恵をお借りしていくことが
人間の生の時間からしても
何分有難いこと
ということも
現実としてもしみしみと感じる。
ものづくりのなかで
自分の手で作って行くことと
それ以外の存在とがあり
その存在があって成り立っている世界に
僕は好んで歩み寄っているようにおもう。
何れにしても自然環境や
先人の知恵には
それによって生かされてる感が
図解絵巻の製作から
もう一度、再確認でした。
- このコトを表現するのに
- 尾崎製紙所の三椏(ミツマタ)紙を使いました。
尾崎製紙所は
受け継がれたバトンを
大事に育て
次の世代に渡していく
そんなことを感じるところで
さらに
自然の風合いがあるここの紙が向いてると思いました。
http://picdeer.com/kajihouse611