20年以上前に観たテレビの何かの番組で
アマゾンの部族の長のインタビューがありました。
都会にも出て行った経験がある その方は、
アマゾンの外の世界も見てきた人物でした。
いくつかの質問に答えるシーンの中で
自然とは白人が持ってきた言葉だと言っていた。
自然と一つのものにあったアマゾンの民には
自然という言葉はなかったという。
その言葉は我々と自然とを離す言葉と言っていた。
そして、地球の未来を聞いたインタビューでは
自分たちが今の伝統的な暮らしができなくなった時
地球もダメになると言っていた。
学者や博士ではないこの方のいうことへの信頼感が
直接伝わってきた。
そこで僕たちの住む日本はどうなのか?
自然という言葉は
外から輸入された言葉で 明治の途中から出てきた言葉だという
natureの翻訳語ということも言われています。
日本でも
太古の昔から つい明治の中頃ぐらいまで
自分たちは自然と分ける事無くいきてきたようなのです。
これは僕がたまたま出会うことになった、
紙漉きなどの伝統のコトの中でも感じることができます。
自然と自分たちを分けて観ることはしてこなかった
自然と寄り添い学び生かされてきた生き方が
歴史のなかで
いろいろな形となり作法となり文化として
なんとか今でも伝わり残ってきている。
とだえる前に
この中にあるメッセージを受けて
太古の昔からつながってきた
我々のルーツを
次の世代につなげていく
最後のチャンスが今と思ってから
すでに14年が経ち
何とか自分の分かる範囲で
出来ることをやってるつもりです。
これらの知恵は
深く地球とつながって来た
人類の宝であると思います。